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お客様の声・矢木 宏和 先生 へのビデオインタビュー

矢木 宏和 先生

名古屋市立大学 医薬学総合研究院 講師 

専門分野:糖鎖・糖タンパク質構造

 

矢木先生の研究領域や研究対象について教えてください

基本的にはライフサイエンスですが、物理化学から生物学まで幅広くやっています。糖鎖(とうさ)や糖タンパク質を中心に、主に糖鎖にフォーカスして研究を行っています。

例えばタンパク質や細胞に結合している糖鎖がどういった構造、シークエンスをしているかということを明らかにしたり、その糖鎖が変わることでタンパク質の機能や細胞の機能がどのように変わっていくかということを見たりしています。

例えば、タンパク質が薬になるという事があるのですが、その薬になるタンパク質には糖鎖が付いています。その糖鎖の繋がれ方次第で、薬の活性が50倍から100倍に変わるというようなこともあり、その糖鎖をどういう風に制御して発現させるかということが、薬の開発などに役立つと考えています。

また、病気の診断にも役立てられるのではないかと考えています。現在がんの診断などで使われているがんマーカーの多くは糖鎖を認識するものです。ですから、糖鎖の構造をみることで、新しい診断ツールなどの開発もできるのではないかと思っています。

 

エナゴのサービスはどのような場面で利用されていますか?

基本的には学術論文を出す時に、英文校正をしていただいています。それを海外の英文雑誌に投稿しています。年間に私が筆頭著者として携わっているもので5、6本ぐらいでしょうか。

 

どのようなきっかけでエナゴのことをお知りになりましたか?

同僚の先生に紹介いただいたのがきっかけです。利用してみて、いつも素晴らしい校正原稿が返って来るので、その後、他社に乗り換えようという気持ちもおこらず、充実したサービスだと感じています。

料金面でも納得していますし、急いでいる時にも、かなりフレキシブルに対応していただけるのですごく助かっています。

 

英語の論文を書いて海外に発表するにあたって大変なことは何ですか?

私の場合は、英語のスキルみたいなところかと思います。構成は日本語で考えますが、基本的には英語で書き始めるため、文法や構文など語学的なことに一番時間を取られます。

エナゴのサービスでは、例えば冠詞の使い方や、ことばのつながりなど、ネイティブではこのようには書かないといった指摘をしていただけるので非常に助かっています。また、ハイフンは短いのではなく長いのを使うべき、といった論文の英語についての解説なども随時教えていただけるので非常に助かっています。

 

エナゴのサービスで改善すべき点はありますか?

基本的には不満は感じたことはないのですが、無理を承知で言えば、日曜日も校正の作業日としていただき、週末にお送りした論文を月曜日までに校正して戻していただくといった超特急のオプションがあると、仕事のスピードが上がるのかなと思います。

 

英文の質についてお伺いします。先生の意図に校正内容は合致していますか?

基本的には合致していると思います。一度だけ、ちょっと意図してないことが多く見られた時にご相談したところ、すぐに再度校正をしていただきました。基本的にストレス無くご対応いただけました。

 

エナゴのサービスで他に気に入っていることはありますか?

エナゴアカデミーの英語に関する記事などで勉強させていただいたこともありますし、またサービスのラインナップが豊富なところも良いと思います。納期やアフターサポートなど利用者それぞれのニーズに合わせて選べるということですね。

例えばアドバンス英文校正では、投稿した論文が査読を経て返ってきた際に、その査読を受けて加筆・修正したものを再度校正していただけるサービス(査読対応オプション)もなどもあり、それぞれに合ったサービスを提供してくれていると思います。

 

矢木先生、本日はありがとうございました。