協賛
本ウェビナーについて
学術出版の現場では、どのような人々が、どのような観点で様々な決定を行っているのか。エナゴのライブパネルディスカッション・シリーズ「Ask the Editors-in-Chief(ジャーナル編集長に聞く)」の一環として開催される今回の「Behind the Scenes With Editors-in-Chief(ジャーナル編集長が語る論文出版の舞台裏)」では、ジャーナルの編集長や編集委員を務める登壇者たちが、その知識と経験を元に、「誰が論文受理の最終判断を下すのか」、「編集者や査読者は一体何を求めているのか」、「投稿して査読を受ける間、そしてリジェクトの可能性に備え、研究者は何をすべきで、何をすべきでないか」といった、様々な疑問に対する見解をお話しします。
エナゴでは、このインタラクティブなセッションに、効果的な学術コミュニケーションについての豊富な経験を持つ、内野研二博士、片野田耕太博士、佐藤洋一博士の3名を登壇者としてお迎えします。論文原稿が受理・アクセプトされるまでの意思決定のプロセスや説得力のある論文を作成するための専門的な見識を語り、学術出版の指針となる倫理について探ります。また、セッション中には、参加者からの質問に登壇者がお答えするQ&Aの時間も設けます。研究者は、予期せぬ課題に対処できるよういかに準備しておくべきか、そして出版成功への道のりはどうすればよりシンプルにできるか、第一人者たちの生の声をお届けします。
セッションで取り上げる議題:
- 論文の採否(アクセプト/リジェクト)は、誰がどのように最終決定するのか
- 論文の言語や構成は、編集部の判定にどのような影響を与えるのか
- 論文がスムーズに受理(アクセプト)されるよう、原稿の明瞭さとインパクトを高める方法
- ジャーナルの査読プロセスにおいて、著者はどのように編集者からの指導を仰げばよいのか
- 編集者の注意を引く魅力的なカバーレターとは
- 編集者から盗用・剽窃を指摘された場合、著者が取るべき行動
- リジェクトされた論文を姉妹誌に再投稿するというジャーナル編集者の提案に、著者は従うべきか
- ChatGPTのようなAIベースのツールを使用する際に気をつけるべき倫理的配慮
- 若手研究者へのアドバイス - 世界に認められるインパクトのある論文を作成するためのキャリア戦略
このウェビナーはこんな方にオススメ
• 論文執筆や投稿を控える若手研究者の皆様
• 研究や執筆のスキルを磨きたい博士・修士課程の学生の皆様
• 残念ながら論文がリジェクトされた経験をお持ちで、次回論文の執筆・投稿に万全の態勢で臨みたい研究者の皆様
■参加費用■
無料
■参加方法■
・無料参加登録後すぐにZoomリンクをメールにてお送りします。
・Zoomアプリがインストールされていなくてもブラウザからご視聴いただけます。
■言語■
日本語
※セッション中はZoomのチャット機能を使って登壇者にご質問もいただけます。
登壇者プロフィール
ペンシルベニア州立大学工学部 教授。『Actuators』編集長
東京工業大学理学部物理学科卒業。1975年東京工業大学大学院理工学研究科電子物理工学専攻修了。博士号を取得。圧電アクチュエータの世界的権威として知られ、ペンシルベニア州立大学のInternational Center for Actuators and Transducersおよび Materials Research Instituteのディレクター、Electrical Engineering(EE=電気工学)およびMaterials Science and Engineering (MATSE=材料工学)の教授を務める。2010年から2014年まで、米国海軍調査研究所(The US Office of Naval Research)の東京事務所でアソシエイト・ディレクター(グローバル技術認識担当)を務めた。2004年から2010年には、ペンシルベニア州ステートカレッジ内の、マイクロメカトロニクス社の創業者、上級副社長、CTOを務めた。査読付きジャーナルに掲載された論文は500以上に上る。
国立がん研究センター がん対策研究所 データサイエンス研究部長。『Journal of Epidemiology』編集長
1996年東京大学法学部卒、2002年東京大学大学院医学系研究科博士課程修了後、国立健康・栄養研究所研究員とし て国民健康・栄養調査の分析などに従事。2005年より独立行政法人国立がん研究センター(旧 国立がんセンター)研究員、2011年より同がん統計解析室長、2017年よりがん統計・総合解析研究部長などを経て、2021年に発足したがん対策研究所のデータサイエンス研究部長に就任。2022年からは一般社団法人日本疫学会の英文機関誌『Journal of Epidemiology』の編集長を務めている。著書に『本当のたばこの話をしよう 毒なのか薬なのか』(日本評論社)がある。
東洋大学経営学部 会計ファイナンス学科 教授。一般社団法人 学術英語学会 代表理事
東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、東洋大学経営学部教授、東京大学教養学部非常勤講師。一般社団法人学術英語学会の代表理事も務める。グローバル人材育成に必要な日本企業のビジネス英語研修カリキュラム開発を専門とし、日本国内のグローバル企業で英語学習コンサルティングを行う他、カルチャーセンターでの講座も担当。著書には『英会話 瞬速応答トレーニング オフィス会話編(スキマ時間でスマ勉!)』(コスモピア)、『第二言語習得論に基づく、もっとも効率的な英語学習法』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『リアルな現場でそのまま使える失礼にならない「ビジネス英語」言い換え辞典』(日本実業出版社)、『グローバルビジネス英会話 Basic』(アルク 共著)、『英語は20の動詞で伝わる』(かんき出版)、『最速で「できる1年目」になるビジネス英会話フレーズ』(ナツメ社)などがある。
(株)クリムゾンインタラクティブ・ジャパン(研究支援エナゴ)日本法人ゼネラルマネージャー
大学や企業の戦略立案、実行、管理における豊富なマネジメントとリーダーシップの経験を持ち、教育機関の研究、教育、人材能力の向上に情熱を注ぐ。クリムゾンインタラクティブ入社以前は、筑波大学国際室(現国際局)のUIA(国際アドミニストレーター)として、グローバルマーケティング、留学生募集、国際戦略全般を担当。そのリーダーシップの下、筑波大学は Times Higher Education Awards Asia 2022の「Student Recruitment Campaign of the Year(優れた学生募集活動賞)」部門で日本の大学では唯一のファイナリストに選ばれた。また、同僚とともに学生のアウトバウンドモビリティ強化に関する研究を実施、その成果はNAFSA2023で発表され、「Model Practices in Education Abroad(海外教育における模範的実践)」のベストポスター賞を受賞した。