Seeram Ramakrishna
(シーラム・ラマクリシュナ)
Director, Center for Nanotechnology & Sustainability(シンガポール国立大学)
世界の工学系大学のトップ10にランクインするシンガポール国立大学(NUS)の中でもトップ4、そしてシンガポール国内でトップ6の研究者の一人にランクインする王立工学アカデミーフェローのシーラム・ラマクリシュナ(https://www.adscientificindex.com/index.php?con=&tit=&q=Seeram+Ramakrishna)。論文の被引用数の多い研究者の世界トップ500にも選ばれるほか、英国王立工学アカデミー(FREng)、シンガポール工学アカデミー、インド国立工学アカデミー、ASEAN工学・技術アカデミーのフェローに選出されている。他には、米国科学振興協会(AAAS)、ASMインターナショナル、アメリカ機械学会(ASME)、アメリカ医学生物工学協会(AIMBE)、英国機械学会(IMechE)、材料・鉱物・鉱業研究所(IoM3)、インドISTE、国際バイオマテリアル学会連盟のフェローにも選出されており、IEEEのシニアメンバーでもある。英国ケンブリッジ大学で博士号を取得、米国ハーバード大学でGMPトレーニングを受ける。現在までの主な受賞歴・任命歴には、IITマドラス特別卒業生賞、シンガポール・リー・クアンユー・フェローシップ、イギリス・ケンブリッジ・ネルー・フェローシップ、シュプリンガー・ネイチャーの”China New Development Award“、ネパール・エベレスト委員会名誉議長、南アフリカ中央工科大学(CUT)名誉工学博士号、Asian Polymer Association Distinguished Award、国際工学教育協会(IFEES)会長賞「Global Visionary」部門賞、国際工学部長会(GEDC)大使、ASEAN優秀エンジニア賞、シンガポール技術者協会(IES)名誉工学功績賞などがあり、トムソン・ロイター社の「世界で最も影響力のある科学者」にも選出されている。Google Scholarでは、2,000以上の論文、127,551以上の引用、164のH-index、1076以上のi10-indexを記録している。クラリベイト・アナリティクスは、材料科学および異分野のカテゴリーで、世界のトップ1%の高被引用度研究者に認定。Microsoft Academicでは、世界の材料科学の研究者300万人の中で、その卓越性や出版歴、引用数、H-indexに基づいて、トップ50の著者にランクイン(https://academic.microsoft.com/authors/192562407)。エレクトロスピニングとナノファイバーの第一人者との評価を受けている。
NUS学内の役職では、副学長(研究戦略担当)、工学部長、学内のインキュベーション事業「NUSエンタープライズ」ディレクター、産学連携事務所ディレクター、国際関係事務所ディレクター、バイオエンジニアリング創設ディレクター、ナノサイエンス・ナノテクノロジー研究所の創設共同ディレクターなどを歴任したほか、創立会長として、1億ドル規模のシンガポール太陽エネルギー研究所(SERIS)の設立を推進。複数の国家機関、政策研究機関、高等教育機関の理事も務めている。2021年のシンガポール・ナショナル・デー・アワードでは「Long Service Medal-Pingat Bakti Setia」を受賞。国際工学教育協会(IFEES)の副会長を務めながら、国際工学部長会(Global Engineering Deans Council)を設立。インド高等教育の教育政策に関わる世界銀行のアドバイザリーサービス・分析の諮問グループメンバーでもある。著書には『The Changing Face of Innovation』がある。Plastics Recycling Association of Singapore (PRAS) (https://www.sgc.org.sg/events/event-details/sgc-sustainability-committee-and-pras)の創設メンバーであり、Plastics Recycling Center of Excellence (PRCE)の会長、NUSのサーキュラー・エコノミー・タスクフォースの議長を務める(https://www.eventbrite.sg/e/unlocking-circular-economy-tickets-156525486945)。シンガポール持続可能性・環境省(MSE)および国家環境庁(NEA)の拡大生産者責任諮問委員会、シンガポール取締役協会(Singapore Institute of Directors)の環境・社会・ガバナンス(ESG)委員会(www.sid.org.sg)、シンガポール企業庁とISOによるサーキュラーエコノミーに関する「ISO/TC323 Circular Economy」および「WG3 on Circularity」の両委員会のメンバーでもある。また、シンガポール技術者協会(IES)の「Sustainable Manufacturing TC」議長を務め、「Singapore Manufacturing Federation(http://www.smfederation.org.sg)」の標準委員会、シンガポール企業庁、「Environment and Resources Standards Committee」、「Technical Committee for Circularity of Materials」のメンバーでもある。シンガポール持続可能性・環境省主催の展示会「Clean Enviro Summit Singapore」ではアドバイザーを(https://www.cleanenvirosummit.sg/programme/speakers/professor-seeram-ramakrishna; https://bit.ly/catalyst2019video; )、
MRS Materials Circular Economy シンポジウム(https://www.mrs-mexico.org.mx/imrc2021/symposium-B3)ではオーガナイザーを務める。共著書に『Sustainability for Beginners』があり、世界銀行のアドバイザーを務める。UNESCOのGlobal Independent Expert Group on Universities and the 2030 Agenda (https://www.uib.no/en/sdgbergen/141236/members-unesco-expert-group)のメンバー。編著者に名を連ねるサーキュラー・エコノミーに関する書籍『An Introduction to Circular Economy 』(https://link.springer.com/book/10.1007/978-981-15-8510-4)は、2021年Springer Nature: China New Development Awardを受賞。ダニエル・カレハ=クレスポ欧州委員会環境総局長は、「すべての人にとって持続可能な未来をどうすれば導けるかについてのシーラム・ラマクリシュナ教授の考察は称賛すべきである」と述べている。