Jerry (Yoram) Wind
(ジェリー・ヨーラム・ウィンド)
スタンフォード大学で1967年に博士号を取得。2017年より、ペンシルベニア大学ウォートン・スクールのローダー名誉教授(マーケティング)。ウォートン校のシンクタンクSEI Center for Advanced Studies in Managementを設立し、30年間にわたりディレクターを務める。ウォートン校ではこのほかにも多くの革新的プロジェクトに携わり、Wharton Exective MBA、Lauder Institute、1990年のMBAカリキュラム改革、Wharton School Publishingなどを主導してきた。マーケティング関連のトップジャーナルの編集にも携わり、300以上の論文を発表。著者、共著者、編集者として関わった書籍は30冊以上、バック・ウィーバー賞、パーリン賞、コンバース賞、アメリカマーケティング協会(AMA)Irwin Distinguished Educator Awardの4大マーケティング賞も受賞しており、AMAの初代フェローの一人にも選出されている。2014年にはSage社から8巻の全集が刊行され、マーケティング界の元祖レジェンドの一人とされる。これまでにコンサルティングを行った企業は100社以上で知的財産権に関して法廷の証言台にも立つ。SEIの執行委員会のメンバーであり、Time@100を含む様々な企業や非営利団体の諮問委員会に参加し、フィラデルフィア美術館、カーティス音楽院、Grounds for Sculptureの評議員を務める。イスラエル初の私立非営利大学であるライヒマン大学(旧ヘルツリーヤ学際センター=IDC Herzliya)の共同設立者で、同大学から名誉博士号も授与されている。現在の研究テーマは、マーケティング主導のビジネス戦略、創造性とイノベーションで、そして既存の思考モデルの革新を探っている。最近の著書に、『Transformation In Times of Crisis』(2020年12月)、『Can Art Resolve Conflict? 』(2018年)『Beyond Advertising: Creating Value Through All Customer Touchpoints』(2016年)、『The Network Imperative: How to Survive and Grow in the Age of Digital Business Models』(2016年)などがある。2017年にマーケティングの殿堂入りを果たしたほか、Purple Project for DemocracyやReimagine Educationといった世界規模のコンペや会議なども総説している。