Dr. Randy Schekman
(ランディ・シェクマン博士)

ノーベル生理学・医学賞受賞 細胞生物学者

カリフォルニア大学バークレー校の分子生物学・細胞生物学部門の教授でハワード・ヒューズ医学研究所の研究員を務める。スタンフォード大学の大学院生時代、Arthur Kornberg(アーサー・コーンバーグ)のもと、DNA複製の研究を行いPhDを取得。カリフォルニア大学サンディエゴ校のSeymour Jonathan Singer(シーモア・ジョナサン・シンガー)の元で過ごしたポスドク時代以来、細胞膜をテーマに研究を行っている。主な受賞歴に、ガードナー国際賞、アルバート・ラスカー基礎医学研究賞、ノーベル生理学・医学賞(ジェームズ・ロスマン、トーマス・スードフと共同受賞)などがある。また『Annual Reviews of Cell and Developmental Biology』の編集者、『Proceedings of the NAS』および『eLife』の編集長も歴任。2018年より、パーキンソン病の発症と進行における分子・細胞レベルのメカニズムを解明するために、マイケル・J・フォックス財団とともに設立した非営利活動組織「Aligning Science Across Parkinson’s Disease」(https://parkinsonsroadmap.org)のサイエンティフィック・ディレクターを務めている。

研究室では、真核細胞の分泌経路における小胞輸送のメカニズムを研究。現在は、低分子RNAがどのようにしてエクソソームに分泌されるか、また、小胞が標的細胞でどう機能するかなど、細胞外小胞の生合成のメカニズムを研究している。

Dr. Randy Schekman
(ランディ・シェクマン博士)によるセッション